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zoom RSS 増水時の漂流ゴミ

<<   作成日時 : 2007/12/25 22:30   >>

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 写真は、1999年8月15日の「戦後三番目増水」の時のものです。小説では、当時の記憶をもとに、少々大げさに書いてみました。(その後、9月に入り、台風9号が通過したら、これに匹敵するような増水になりました。そのため、小説では再度、増水時漂着ゴミについて書くことになります。)

画像


「八月の巻 おまけ」〜非日常 より

...荒川本流が視野に入る。彼は目を疑い、そして言葉を失った。
 向かって左方向、いつもの橋の脚に付されている水位を示す表示に対して、三から四の間を川が洗っている。いわゆる大潮の時でも二前後なので、明らかな増水である。そしてひと目でわかる濁流。曇りがちな空から時に太陽が顔を覗かす午前八時。橋の中央から流れを追ってみることにした。
 「あぁ、漂流ゴミが...」 昨夕の雨は、中流や上流にも降り注いだようで、様々な物体を運んでいる。枝葉や木片の塊が列を成しながら、蛇行しながら、流れる。それらに混じって、ペットボトル、空き缶、食品トレイ、発泡スチロール片といった定番ゴミの数々。よくよく見れば、サッカーボール、塗料缶、灯油を入れるポリタンク... 浮遊しやすいものが漂流するのはわかるが、重量がありそうな品々まで押し流されているから壮絶。一例としては、一升瓶、タイヤ、トタンの扉、といったところか。双眼鏡なしでも、こうした類は判別がつく。細々したものはさすがに肉眼では識別できないが、おそらく夥しい量が流れに乗っているものと思われる。「干潟でキャッチできればまだいい方、ということか」 デジカメは連写モード。ブツクサやりながらも、撮りまくっている。

<中略>

 話によると、これだけの水位でも、四メートルよりは下なので「レベル1」どまり、水防団が待機する段階に当たるとのこと。掃部公にも娘にも頭が上がらない石島氏だったが、ここは現場担当者として面目を保ちたいところ。
 「九十九年は、戦後三番目、六・三メートル(岩淵水門上)を記録。その時ほどじゃ、ありません。」 とは言っても、荒川畏るべし、には違いない。甘く見ては不可ない。

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台風9号後の漂着ゴミ
 2007年9月7日未明(AM3〜6時)にかけ、東京都多摩地域〜埼玉県中央部と通り過ぎて行った台風9号。AM5時でなお975hPa。猛威を奮い、大きな爪痕を残したのは多摩川での様子などからご記憶の方も多いでしょう。 ...続きを見る
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2008/01/30 20:57

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