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zoom RSS テーマ「18きっぷ」のブログ記事

みんなの「18きっぷ」ブログ


小田原&根府川

2008/11/09 23:20
 「漂着モノログ」もいよいよ終盤に入り、小旅行シーンもこれがラスト。主役の二人はこれまで、中央線・八高線・信越本線・高崎線・総武線・内房線と首都圏各方面を旅してきた訳ですが、残しておいたエリアがありました。そう、神奈川県方面=東海道線です。

 と言っても、ここでまた旅行記風にこまごまと綴るといつまで経っても完結しないので、今回はごくさわりだけ。18きっぷの使い方としても実にあっさりしていますが、二人にとってはこれで十分、ということなのです。(ちなみに東京〜根府川の片道は1,620円。18きっぷの1回分は2,300円なので、往復すれば元はとれることになります。)



ふたたび、三月の巻 おまけ」〜時は満開 より

...大崎で早めの昼をとり、ノラリクラリ。十三時台のグリーンとオレンジの速いのに乗ったら、あとは一気に小田原へ。

 桜がお目当てではあるが、二人にとってはその行程、その緩急を楽しむのをまた良しとしている。従って、お城を見ても、花々を観ても、感慨があるようなないような状態。これじゃ小田原に失礼な気もするが、
 「マップを作るつもりでしっかり廻るってことならね、また見る目も違ってくるんでしょうけど」
 「ケータイ使ってIT版グリーンマップ、ってのもアリ?」
 「その場で撮影して投稿、かぁ」
 桜色の話題も出たかも知れないが、マップと来ればだ、である。そして十五時過ぎ。ホームにはその色の線が入った車両が滑り込んでくる。予定調和とはこういうことを言うのだろう。東海道線の旅は続く。

▼現地ではすでに「まちナビ情報コード」なるものが... これを応用すれば、グリーンマップもすぐできそう。

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 「一度降りてみたかったんだ」
 「何かドラマチック...」
 川がつく駅名ながら、ホームからは相模の海が広々と見渡せる。今日は花冷えしそうな日和ゆえ、海もどことなく寒々とはしているが、二人にとってはそれが好都合に働く。
 「風はそんなにないけど、寒い、かな?」
 「そうね、特にここ、とか」
 人影はない。もともと無人駅みたいなものなので、いくらでもドラマチックな演出は可能。

▼実際の根府川駅はこんな感じ。海に近く方角もいいので、初日の出(または初詣)客用の臨時快速列車「熱海日の出号」は、同駅近くで日の出を待機し、その瞬間を迎えるんだそうで。

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東京湾の外湾へ(1)

2008/10/29 22:28
 ふたたび、三月の巻(おまけ)「外湾へ」は久々の小旅行記になります。東京湾の外側へ行って戻ってくるだけ、ではありますが、列車のダイヤ等、実際の設定をいろいろ組み込んでいるため、解説の方も込み入ってきます。文中に出てくる設定等を3回に分けてご紹介します。



 千葉で乗り換えるか否か

 千葉方面に向かう総武線快速列車は、千…千葉 上…上総一ノ宮 空…成田空港 君…君津 佐…佐倉 成…成田 鹿…鹿島神宮 東…成東 といった具合に行先が多様です。千葉から先、佐倉で分かれたり(成田 or 成東)、蘇我で分かれたり(外房 or 内房)というのもあるので、うっかり乗り過ごすと大変(駅間は空き、本数も減りetc.)なことになります。

 多少不便でも千葉で乗り換える、と覚悟を決めれば、乗り違えることはないと思いますが、快速列車は千葉以遠をめざすものが多いので、そうも言ってられません。やはり事前にしっかり調べて、目的地近くまで直通する列車を選ぶに越したことはないでしょう。

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...仕事柄、今回テーマの一つ、工場への同行を希望していた業平のこと、現われないことはあるまい。席はただその人物が来るのを待ち侘びている。
 荒川を越え、江戸川を過ぎ、なおも席は空いたまま。天気が冴えないせいか、口数が少ない初音だったが、おもむろにケータイを取り出すと、
 「メール送ってみましょうか?」
 「そっか、その手があった」
 使い込んでいる訳ではないが、扱えないこともない。ただ余計なやりとりを増やしたくないだけ。そう、業平は誰かさんに譲ったことになっているからだ。櫻も千歳も白々としているが、文花は知らん顔。初音が器用に操作するのを感心しながら見ている。
 八人目の人物は、船橋を発車したところでようやく姿を見せた。
(業平)「いやぁ、一本前の千葉行きに乗っちゃったもんだから。失礼しやした。」
(六月)「君津行きって言ったのに」
(業平)「フライングだったら、まだいいっしょ?」
(六月)「お姉ちゃんに報告しとく」
(業平)「う...」




 ペットボトルのフタ再生

 作者は行ったことはないですが、木更津の再生工場と言えばここしかありません。ホームページを見てわかったつもりになって、ちょっとだけ紹介してみました。(→より詳しい情報

 「エコプロダクツ2008」に出展しても良さそうな気はするのですが、出展者一覧を見る限り、同社の名称は見かけません。社名に東京と付いても、やはり木更津だと遠くて出にくい、ということなんでしょうかね。

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 文花はすでに業平にスーツケースを託し、悠々としている。メンバーは決まった。その四人が向かうのは言わずもがな、前々から話していたペットボトルのフタ(またはキャップ)再生工場である。干潟で集めた分だけなら、ここまで大げさにはならなかったかも知れない。級友らからの協力もあって、この通りスーツケース二つ分にまで増えてしまった、という次第。



 久留里線

 車両にお目にかかることはあっても、なかなか乗る機会がないのがこの久留里線。18きっぷを使って、といった特定の条件が必要な分、実現しにくくなっているようです。小説文中では、18きっぷのちょっとした有効活用法として同線を引用させてもらいました。

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(千歳)「とりあえず、13時38分発(安房鴨川行き)に乗れるように、なんだけど、お昼の時間もとらなきゃいけないし」
(櫻)「駅弁もあるわよ、千歳さん」
(千歳)「そっか、そりゃいいね、でも何処に行くかにもよる...シスターズ、どう?」
(初音)「何か、あれって? クルリって読むんスか?」
(櫻)「ハハ、クルクルくりくり...」
(千歳)「久留里線かぁ。時刻表で調べてみよっか。」
 潮時を読むのが得意なだけに、時刻表も楽勝のようである。ここから先は南実が行程担当。
(南実)「行くだけ行って戻ってくるってんでよければ。そのくるりクルクルまでは行けないけど、手前の駅までね。何があるかはお楽しみ。」
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青春十八切符之旅(2)

2008/01/20 10:02
 九月の巻(おまけ)「嗚呼青春、十八切符之旅」の設定解説(続編)です。



 八高線から信越本線への乗換

 高崎に着いたはいいが、次の番線は?となるのが、八高線のホーム。駅構内図を見ると、八高線の3番線は信越本線の4番線の延長のような位置にあるので、この乗換パターンの場合、便利ではあるのですが、迷っている暇はありません。(実際に走って乗り換えました。)
(→詳細:13:05着13:07発

...定刻の十三時五分、高崎に到着。ローカル線の旅は続いているのだが、急にあわただしくなる。
 「同じホームの四番線て何スか?」
 「とにかく急ぐべし。乗換時間二分です。」
 「エッ! ホームの端から端? マジ?」
 何とか信越本線に乗り換える。めざすは横川である。
 「いっそのこと、高麗川から横川まで直通運転にすればいいのに」
 「いや、高崎までは非電化だから」
 「あれ? これって電車?」
 「せっかく電化されてるんだから、電車走らせないと、ね」




 横川の駅名標

 かつてはこの橋(碓氷第三橋梁)を電車が走っていた訳です。(廃線にはなっても、橋梁自体は残っているのが救い。)

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 「特命ですよ、特命。両毛線乗って、さらに烏山線...」
 「じゃ、特命ついでに、写真撮ってくださる?」
 櫻は六月が提げていた釜めしを預かると、代わりに千歳のデジカメを手渡す。横川の駅名標示を見つけ、千歳を招き寄せて並ぶ。ただの標示板ではない。峠越えの眼鏡橋を背景に「横川」と書かれた幻想的な一枚。さすが、目の付け所が違う。
 「じゃ撮りますよ」
 少年が構えた時、櫻は突如、眼鏡を外した。
 「え? あれが櫻さん?」
 手がブレそうになったが、何とか撮影(特命)成功。隣の彼氏が異変に気付いた時にはすでにいつもの櫻に戻っていた。




 七福神とサルビア

 埼玉県上里町にある神保原駅ホームには、同町の花「サルビア」が飾ってあり、神つながりということで、七福神様が勢ぞろい! これは打ってつけ、と相成りました。

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...このまま乗って上京してもいいのだが、六月からまた耳寄りな情報を得たからには、そうはいかない。
 十六時四十五分、目的駅に到着。早速、ホームの物色を始める。
 「あっ!」 程なく二人が見つけたもの、それは七福神だった。大黒天様から毘沙門天様まできれいに並んでいる。神保原の神は、この福の神に通じるということか。
 「それじゃ私は、ご縁がありますよーに、で五円玉。千さんは当然、千円札ね。」
 「またぁ。七福神さんだから、七円かな。」
 額面とかその根拠はさておき、何事もご縁は大事にしたい。ここで遇ったが何とやら、である。「いい旅でした。感謝感謝...」 櫻がお辞儀をしている後方で、千歳はある赤い花とにらめっこしていた。「上里(かみさと)町の花『サルビア』!?」 夏は過ぎしも、誰かさんの燃える思いはまだ続いているのだろうか。今日の暑さもあってか、さすがに瑞々しさはないものの、その赤はやはり強烈。南実のことが頭をよぎる千歳である。これもご縁のうち、と心したい。
 「そうだ、千歳さん、写真撮らせて」
 「どしたの急に」
 「七福神の皆様と一緒よ。いいでしょ?」
 「はいはい。八番目ね。」
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青春十八切符之旅(1)

2008/01/18 22:20
 九月の巻(おまけ)「嗚呼青春、十八切符之旅」では、実際の列車の運行に従って、ストーリーを展開しています。文中に出てくる設定等を2回に分けてご紹介します。



 ハイブリッド車両「こうみ」

 9月9日のダイヤでは、12:39 小淵沢発〜13:11 野辺山着/14:48発〜15:22 小淵沢着 というのが考えられます。これだと確かに行って戻ってで終わってしまうので、18きっぷの使い方としては少々物足りないですね。

 かくして、その二階建て車両の二階席に無事落ち着き、出発を待つことになる。この列車、山梨方面に行くのがウリなので、小淵沢まで行って、小海線のハイブリッド車両「こうみ」に乗ってみる、という選択肢もあったのだが、「それだと、清里とか野辺山とかに行って戻ってくるだけですもんね」ということで、当初予定通り、荒川の上流とか中流とか、何でもいいからぐるっと廻って戻ってくるルート、で落着した。



 高麗川駅での乗換

 八高線は、その名の通り、八王子と高崎とを結ぶ路線ですが、全区間を走り抜ける列車はそれほど多くはありません。川越行きに乗車した場合、高麗川で乗換となりますが、高崎行きが来るまで同駅でダラダラと過ごすよりは、そのまま川越方面へ足を延ばし、その途中駅で短時間散策でもしてから、また高麗川に戻って高崎行きに乗る、というのが良さそうです。
 11:06 高麗川着(乗ったまま)11:12発〜11:18 武蔵高萩着/11:38発〜11:42 高麗川着/11:45発、というのがここでの設定です。

...ある程度の乗換なり接続なりを調べておいた千歳は、高麗川から先へ乗り継ぐまでの空き時間を見越して、
 「じゃ、このまま武蔵高萩へ」
 「あら、ここで乗り換えるんじゃ...」
 「次の高崎行きまで、四十分空くからね。一駅行ってまた戻って、てのはどうかなと。」
 「高麗川で曼珠沙華が見頃って聞いたけど、ここじゃないの?」
 「その巾着田(きんちゃくだ)までは、徒歩で片道四十分なんだって」
 「まぁ、よくお調べで」
 という訳で、列車主体の旅は続くのであった。




 武蔵高萩駅 さくら口

 こうしたブラリ旅では、偶然がつきもの。主人公の女性の名前がちゃんと出てきたりする訳です。せっかくなので、しっかり使わせてもらいました。(さくら口を出たら、ちゃんと桜並木があってイイ感じ...)

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 かつてはローカル色豊かな小駅だった武蔵高萩。今はちょっと立派な駅舎になっている。
 「北があさひ口、南は『さくら口』!」
 お誂え向きの「さくら口」を出ると、小さな駅前通りが伸びていて、両脇には桜らしき並木が青々と葉を揺らしていた。
 「千歳さんたら、ここに連れて来たかった、てこと?」
 「いえいえ、偶然ですよ。むしろ櫻さんに招かれた感じ。」
 「正直ねぇ。こういう時は多少見栄張ってもいいのに。」
 そうは言っても嬉しそうな櫻は、「ブロマイド写真、お願いします!」と来た。題して「桜の木の下の櫻さん」。これはまた絵になる。
 「拡大プリントして貼ろっかな」
 「じゃ、出演料頂戴っ」
 並木道を往復すると、ちょうどいい時間。十一時三十八分発の川越線で再び高麗川へ。そしてここからが本日のメイン行程となる。ディーゼル列車に揺られての旅、時間にして百分である。
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伊勢鉄道は別料金

2007/12/15 00:57
 かつてはJR(または国鉄)だったものの、いわゆる三セクになってしまったばかりに別料金!という例がいくつかあります。ホームや線路はつながっているので、ただでさえ識別しにくいところ、JR〜三セク〜JRといった感じで、通しで運行する列車もあるので、注意が必要です。

 青春18きっぷを使って、スイスイ気ままに乗っていたらいつの間にやらその三セク区間を走っていた、なんてことも有り得ます。三重県での好例は、河原田から津の区間。JRだと亀山経由で遠回りになりますが、旧・国鉄伊勢線、現・伊勢鉄道を使うと近道(例 JR普通列車:亀山で必ず乗り換えが発生して約40分、伊勢鉄道普通列車:約30分)。近道利用者がいる限り、三セクとして分離させても大丈夫だろう、という経営判断がきっとあったんでしょう。

 快速「みえ」(名古屋〜鳥羽)は速さが求められるので、伊勢鉄道を経由します。四日市〜津は何と約20分。18きっぷでも乗れますが、下り(津方面以南)乗車時は四日市で乗り換えないと、別料金を請求される可能性があります。(河原田は通過してしまうので、四日市が分かれ目。そのまま通しで乗ると、河原田〜津の運賃490円が加算されることに。) 気を付けましょう。(→列車時刻表例



八月の巻 おまけ」〜想い重なる立秋の週 より

(櫻)「そう言えば小梅さん、お姉さんと旅行して来たのよね」
(小梅)「伊勢の親戚宅に行って来ました。青春18きっぷで。」
(櫻)「え、普通列車で?」
(小梅)「自由研究の日、図書館でひと調べした後で、中の談話室で夏休みの予定について話してたんです。伊勢の話になったら、六月君が時刻表で調べてくれて、それで。」
(六月)「東海道線では乗り継ぎが多くなるけど、名古屋には午後二時台に着けばいい。名古屋からは快速列車に乗れば速いけど、接続が良くない上に、途中から18きっぷが使えない線に入っちゃうのが落とし穴なんだ。名古屋から伊勢方面までJRの普通列車で行くとちょっと遠回りだけど、時間的には大丈夫なのがわかったから、18きっぷを使ってこの行程でどうぞってね。」
(櫻)「弥生ちゃんから話は聞いてたけど、さすがねぇ。」
(小梅)「で、五回のうち四回分使ったんで、残った一回分を六月君に渡そうと思って。」
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