巡視船紀行(3)

 九月の巻(おまけ)「巡視船紀行」での設定等紹介、その三(最終回)です。



 連続する鉄道橋

 河口から約12km。荒川上流に向かって、まず東武伊勢崎線、続いてJR常磐線(快速)、つくばエクスプレス、JR常磐線(各停:千代田線乗り入れ)の順で四つの鉄道橋を続けて見ることができます。船ならではの景観です。(写真は、左から常磐快速、TX、常磐各停の三線を写したものです。)



 小説文中では、11:40過ぎの設定。浅草を11:30に出た東武特急「きぬ115号」が北千住を発ち、この鉄橋を通過したのに始まり、常磐線では、特急「フレッシュひたち21号」、つくばエクスプレスは快速列車が、ほぼ同時刻に通ったと仮定して書きました。

画像 足立小台駅  船から「日暮里・舎人ライナー」を見ると、こんな感じ。ここの電器店は、ライナー特需が期待できそうですね。駅は「足立小台」になります。

 開業後は、荒川河川敷に最も近い駅(堀切、八広といい勝負?)になると思います。なので当地のオススメは、やはり水際。漂流ゴミにもきっと遭遇できるでしょう。

画像


 船窓からは、ペットボトル、レジ袋、カップ容器等々、漂流系のゴミが下流に向かって流れていくのが見える。川の流れ加減によるのか、蛇行の角度によるのか、一時的にゴミの放出が増えただけなのか。ここに来て、急に漂流ゴミが目立つようになった。エリアが局地的なのが何とも不可解である。電池切れ覚悟で何枚も撮影を試みては、その都度、目を凝らす。
 再び日暮里・舎人ライナーの下へやって来た。まだ辛うじて残量があったので、今度はしっかり撮影。漂流ゴミと一緒、というのが千歳流である。
 「六さん、ちゃんと撮れた?」
 「あわてて撮ったら、隣の電器屋さんが真ん中になっちゃった」
 「じゃ、また弥生お姉さんに送っとくよ」
 「やったぁ。そんじゃ、櫻さんのカメラで撮った分も一緒にお願いしまーす。」
 江北橋から北へ、船はなお進むも、迎え撃つように漂流ゴミも続く。




 まずは水面清掃

 水面に浮く微細プラスチックゴミなどについては、専用のネットを船に付けて曳航させることで回収・調査することができます。荒川での事例は不明ですが、やると大変なことになる可能性がありますね。他の漂流ゴミでネットがすぐにいっぱいになってしまって、微細ゴミどころではなくなってしまうだろうから、です。(→参考情報:「水面清掃船で荒川ゴミ調査」)

 「ねぇ先輩、この船にニューストンネットくっつけて走ったら、やっぱりいろいろ取れるんでしょうかねぇ?」
 「あれだけ浮いてたらすぐいっぱいになっちゃいそうだけど...」
 もともとはプランクトンや魚卵を採取する用のネットだが、プラスチック系微細ゴミの調査にも使われる。荒川で実践するとどうなるか、興味深いところだが、今左岸(正しくは下流右岸)を漂う品々を見る限り、文花の言う通り、すぐに大漁になってしまうだろう。その後も、水面清掃船がどうのとか研究員らしい会話がしばし交わされる。

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    Excerpt:  ネーミングライツと言えば、スタジアム(球場)で盛んですが、この発想、自然地でも応用できるのではないか、とふと思います。(海辺では「○○ビーチ」と通りのいい愛称が付けやすいため、.. Weblog: 漂着モノログ(real version) racked: 2009-01-08 21:10