尾竹橋から田端へ

*「十月の巻 おまけ」~グリーンマップはブルー 解説編、今回でラストです。

 ここまで千住桜木(西新井橋周辺)について綴ってきましたが、舞台は少し南へ移動します。かつての荒川(現・隅田川)に架かるは尾竹橋。下流方向を望むと「お化け煙突」があった場所が確認できると思いますが、どの程度の高さでどういう見え方だったというのはさすがにわかりません。想像してみるばかりです。



 写真のように、東京水辺ライン(この船は「いちにちゆらり旅」便=11:38通過)も通ります。この近くに船着場があれば、また違った千住桜木探訪ができたかも知れませんね。

画像


 尾竹橋の停留所からは、[草41]と[端44]の2系統の都バスが利用できます。小説文中では、[端44]に乗って、ウネウネ・ドタバタと帰る設定にしました。(^^; (この路線図中、「王子」「日暮里」の枠を見ていただくと、このバスの曲がり具合がわかるかと思います。)



 田端方面に出るバスは本数が増えるので、時間をあまり気にせずに散策できる。[みんなの森][みんなの公園]などを貼りながら、二人は尾竹橋にやって来た。
 「あら、隅田川ってガチガチねぇ」
 「典型的な垂直護岸。川沿いを歩けるようになっているのが救いかな。」
 「シールネタ... ウーン。このままじゃ[悲しい場所]どまりね。」
 お化け煙突があったと思われる場所を眺めながら櫻は静かに溜息をつく。今日はどうやってもブルーマップ状態から抜け出せない。十三時半近く、ようやく帰りのバスに乗り込んでホッとするお疲れ男女である。

<中略>

...バスは五差路を右折すると、ウネウネと走って行く。千歳の胸中にもその曲がりくねった感じが入り込んできて、苦しい。
 何となく寝入っていた櫻は降りる間際になって千歳の異変に気付く。
 「千歳さん? 大丈夫ですかぁ? 緊張してきた、とか?」
 「エ? あ、降りなきゃ!」
 田端でドタバタとはよく言ったものである。

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