漂着ペレットも使いよう

 漂着が大量の場合は、細かいゴミには気が回らないものですが、そんな時こそ時間をかけて、じっくり取り組みたいところ。枯れ枝などが固まっているところには必ずと言っていい程、微細ゴミが多々見つかります。吸殻やプルタブはまだいい方で、BB弾、人工芝の欠片、発泡スチロールが砕けて細かくなったもの、そしてプラスチック粒(主に工業原料・中間材料としての「レジンペレット」(resin pellet))などが出てくると、手では拾いにくいことこの上なく、とにかく厄介です。

 生態に影響を与えるおそれがなければ、充電式の掃除機(耐水仕様)を使う手もありますが、手っ取り早いのはその物質の特性を活かす方法でしょう。バケツなどに水を汲んできて、その中に固まりごと入れると、人工物は浮いて来ます。それを浴槽での湯垢とりなどに使うフィルタですくえばOK。特にレジンペレットはホームセンターなどでも売られているくらいですから、きちんと分けて洗えば、ちょっとした拾い物になります。

(参考情報→レジンペレットの問題点(例)/樹脂ペレット漏出防止に向けて

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*東京ガス(ガスの科学館など)では、ガス管の廃物から「リサイクルペレット」を生成し、工作教室を開いています。黄色のペレットを使えば、こんな風にヒヨコができます。

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九月の巻」~縁結び より

...こぼれ落ちた粒や欠片(かけら)を掬っては、千歳が持ってきた空のバケツに移す。水はあとで注ぐようだ。
 「その緑色の細長いのって、人工芝?」
 「あぁ、京さん... えぇ、劣化すると、この有様です。河川敷のスポーツ施設で使われているものが発生源としては大きいんでしょうけど、百円ショップで売ってるのとかありますよね。あれがそのまま河原にポイ捨てされることもあって、そういうのも混ざってくるんだと思います。質がいいとは言えないからすぐとれちゃうんでしょうね。」
 かくして、小松先生の小講座が始まった。「この粒々はアイロンを当てると溶けるので、動物クッキーを作る時の型なんかを使えば...」 レジンペレットで工作ができることを知った京は、その色のついた粒々のいくつかを譲り受けることとなった。これぞリサイクル(再利用)、と言いたいところだが、レジンペレットはあくまで原料なので、工作で使われた時点で初めて製品化される。今回はリサイクルではない。妙な話である。

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