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みんなの「東京湾」ブログ


東京湾の外湾へ(3)

2008/11/03 20:48
 ふたたび、三月の巻(おまけ)「外湾へ」の設定解説、ラストです。外湾の浜辺から帰りの電車のシーンまでをご紹介します。



 東京湾でも海は海

 行ってみないとわからないものですが、やはりありました「海ゴミ」。これはほんの一例ですが、発泡スチロールのフロートと漁業用らしきロープ片がご覧いただけると思います。川辺ではお目にかかれないので、つい見入ってしまったりします。

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 ガラス片や燃え殻が散在しているのは即ち、その場で投棄・焼却されるケースが多いことを物語る。だが、それは岸壁寄りの話。波打ちとテトラポッドの間、そしてそのテトラポッドの内側には、正に海ならではの漂着ゴミが見受けられる。近づかないとわからないものである。
 「川から流れてくる、というよりも外洋から? どっちだろ?」
 南実研究員は図りかねている。とにかく集めるだけ集め、調べるだけ調べるに限る。が、時すでに十四時半。
(櫻)「ペットボトル、プラスチック系、容器包装類... 川と変わらない気もするけど」
(文花)「ロープと、あとフロートね。これは干潟、いやポケビじゃ見ないでしょ?」
(六月)「硬いプラスチック片が多いのも特徴?」
(南実)「そうね。でも発生源は内陸だと思うな。」




 「あぶない」のはどっち?

 漂着後、誰かが立てかけたんだと思いますが、それにしてもなんでまた京浜河川事務所の看板があるのやら。電話番号がしっかり出ているので、通報して引き取ってもらえばいいのかも知れませんが...

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 埋没物までは手が回らなかったが、さすがにこれは見逃せまい。
(千歳)「ここって管轄?」
(初音)「さぁ、どうでしょ? 撮っておいてもらえば、親父、いや小湊さんにお伝えします。」
 川を出て、内湾を漂い、岬を廻って漂着してきたのだろうか。それは某河川事務所の警告看板であった。
(千歳)「持って帰りたいのはヤマヤマだけど」
(初音)「看板自体に『あぶない』って書いてあっちゃ、ひきますよね」




 大貫発14:53&14:54

 JR内房線 大貫駅は列車の入れ違いがよく行われるようで、作者が帰りにホームに向かう時も両方向から列車が入ってきました。14:53発は下り、終点の館山には15:44着。14:54発は上り、途中の蘇我には下りの館山と同じ15:44に着きます。この設定は、そのまま小説文中で使わせてもらいました。

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...一行が跨線橋を歩いていると、双方向から列車が入ってきた。
つまりギリギリセーフである。
 「じゃあ五人様、青春して来てくださいね」
 「お互い様でしょ、櫻さん」
 下りに続き、上り。ほぼ同時刻に発車する。そして到着時刻も同じ。行き先は上下で別なれど、である。
 15時44分、青春五人様は館山に、アラサーの三人は蘇我に着く。




(参考)JTB時刻表 2008年3月号(p.252)より

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東京湾の外湾へ(2)

2008/10/31 21:53
 前回に続き、ふたたび、三月の巻(おまけ)「外湾へ」の設定解説です。列車の南下に従い、富津岬を廻ったら、いよいよ外湾。一行は目的地へと向かうことになります。



 房総方面の路線図

 小説文中では「駅名大喜利」とやらで、「姉が先!」とか「袖がウラ〜」とかやってた訳ですが、これは見慣れない駅名を目にした時の盛り上がり方の一例。この後も、馬来田で「まぁ、食った食った」とやってみたり、登場人物の名前と同じ駅を見つけて冷やかしてみたり、とキリ(喜利?)がありません。

 それでもこの「外湾へ」のラストでは、ある駅でちょっとセンチな場面が出てきたりもします。いろいろと使いようのある駅が多いのが、この方面の特徴と言えるかも知れません。

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 社会科見学のような話が交わされている隣りでは、
 「ハハ、千歳駅があるぅ」
 「行ってみる?」
 見慣れない路線図を見ていれば、それだけでちょっとした郷土学習になる。




 青堀から海までの距離

 姉妹の会話の通りです。いわゆる「東京近郊区間」を過ぎているので、鄙びた感じになってきますが、この辺りになると駅ホームには「名所案内」というのが見られるようになります。そこに出ていたのが、このkm表示です。(写真は撮りそこなってしまいました。)

 いつしか単線区間を走っていて、景色も緑が目立ってくる。海の近くを走っている筈なのだが、
(初音)「富津岬は西南に四・五km」
(小梅)「海水浴場は四kmかぁ」
 青堀で下車すると、ちと大変。若いとは言っても、この距離を歩くのは覚悟が要る。より海に近づくため、一行が選んだのは次の駅だった。




 大貫の海岸

 足を運んだはいいものの、適当な周辺案内図が見つからず、海に出るまで苦労しました。道中も現地でも海水浴場という表示は見かけなかった気がしますが、一応、そういうことになっているようです。


 ケータイで地図情報を出してもらうも、あぁだこうだの珍道中。片道十分強、少々迷うが何とかたどり着く。
(千歳)「おぉ、海だぁ」
(櫻)「といっても、東京湾」
 櫻に揚げ足をとられた恰好の千歳だが、微動だにせずその煌きを見つめている。光放つ波は八人を迎え入れるかのように優しく、眩い。
 浜辺と道路の間には結構な段差があるが、十代の三人は難なく降下して早々と駆け出す。遠くの波打ち際ではウミネコの群れが羽を休めているが、全くあわてる素振りはない。静かである。


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城南島にて

2008/06/09 23:15
 舞台は品川区から大田区へ移ります。「十二月の巻 おまけ」〜それぞれのHoliday、解説(最終回)をお届けします。



 城南島と京浜島

 一般人が東京湾に触れることのできる場所で、23区で最南端(&大田区で最東端)となると、ここ城南島海浜公園ということになります。(羽田空港の東端には立ち入れないので...)(^^; 手入れも行き届いてますし、なかなか快適な海辺なのですが、公共交通で行こうとすると少々労苦を伴います。(↓バス時刻表例参照) その行きにくさがまた魅力であり、小説(今回はロマンスネタに持ってくるにも打ってつけだった、という訳です。

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 その城南島にあるのは「つばさ浜」ですが、航空機ファンの方には「つばさ公園」の方が馴染み深いと思います。そのつばさ公園がある京浜島は、城南島よりはバスの本数が多いのはいいとして、残念なのは海(東京湾)に接することができないこと、でしょう。公園の突端の方へ歩いて行くと、テトラポッドが転がっているのが見られる一帯に出ますが、ただ見下ろすだけ。ここに下りるのは困難(危険)ですし、この通り「海ゴミ」に覆われていて、足場がありません。湾内の漂着ゴミを実感したい向きには適地だと思いますが、デートコースとしてはちょっと向かないでしょうね。

 ↓ こんな感じで離陸シーンが望めるのはいいのですが...

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 ↓ 眼下の水際(波打ち際)はこの有様 *解像度はあえて高めにしてあります。

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 「で、大森海岸まで行って、バスですか」
 「そのバス、本数が少ないから」
 「それをクリアすれば、あとはゆったり、か...」
 予定駅で降り、しばらく待つ。大森駅を出たバスがソロソロと入ってくる。ここからバスに揺られること約二十分。目指すは、東京港を臨む一端、東京湾西岸で最も突き出た地である。
 「千歳さんも面白いとこ、ご存じねぇ」
 「そこと空港の間に京浜島てのがあって、そこも飛行機ビュースポットなんだけど、季節によって使う滑走路が変わるみたいでね。冬場はそれほど見映えがしないんだって。ただ岸壁を見下ろすとテトラポッドとかに漂着ゴミが溜って凄いことになってるんだとか。つまり空は冴えないけど、海の方は見応えがあるって訳。調査に行く分には有意義なんだけど、今日はね、そういう日じゃないから...」
 「で、城南島かぁ。あっ早速、飛行機!」




 15:30羽田発2便

 使う滑走路が違うからできることなんでしょうけど、15:30(同時刻)に千歳行き(JAL533)と小松行き(ANA755)が発つことになってます。折角なので、登場人物の名前をそのまま当てはめて1シーン作ってみました。こういうのを「便乗」って言うんでしょうね。(^^)

 ちなみに城南島は常にいい角度で飛行機を見送ることができますが、京浜島は冬季だとパッとしないようです。城南島海浜公園管理事務所の所長さんに聞いた話では、季節によって滑走路を変えるためだろう、とのことでした。(同事務所では、「海辺の漂着物調査」でもお世話になりました。→参考情報

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(櫻)「てことは、この打ち寄せてるのって、海ゴミになる訳、か。でも、枝とか藻みたいのはゴミじゃないわよね。」
(千歳)「一見したところ、人工物とかなさそうだけど、よくよく調べると粒々とか出てくるんだろね」
(櫻)「粒々か。南実さん、今日どうしてるかな?」
 羽田を発つ飛行機は結構頻繁。蛇足ながら、只今上空を目指している一機は小松行きである。
(千歳)「飛行機で小松方面とか? なーんてね。」
(櫻)「そしたら、千歳さんも北海道行かなきゃ」
 次に飛び立つは、正に千歳行き。離陸シーンがよく見えるだけでも十分なのだが、ついでに何処其処行きというのがわかるようになっているとより楽しめそうだ。
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