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zoom RSS テーマ「都バス」のブログ記事

みんなの「都バス」ブログ


尾竹橋から田端へ

2008/04/04 22:33
*「十月の巻 おまけ」〜グリーンマップはブルー 解説編、今回でラストです。

 ここまで千住桜木(西新井橋周辺)について綴ってきましたが、舞台は少し南へ移動します。かつての荒川(現・隅田川)に架かるは尾竹橋。下流方向を望むと「お化け煙突」があった場所が確認できると思いますが、どの程度の高さでどういう見え方だったというのはさすがにわかりません。想像してみるばかりです。



 写真のように、東京水辺ライン(この船は「いちにちゆらり旅」便=11:38通過)も通ります。この近くに船着場があれば、また違った千住桜木探訪ができたかも知れませんね。

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 尾竹橋の停留所からは、[草41]と[端44]の2系統の都バスが利用できます。小説文中では、[端44]に乗って、ウネウネ・ドタバタと帰る設定にしました。(^^; (この路線図中、「王子」「日暮里」の枠を見ていただくと、このバスの曲がり具合がわかるかと思います。)



 田端方面に出るバスは本数が増えるので、時間をあまり気にせずに散策できる。[みんなの森][みんなの公園]などを貼りながら、二人は尾竹橋にやって来た。
 「あら、隅田川ってガチガチねぇ」
 「典型的な垂直護岸。川沿いを歩けるようになっているのが救いかな。」
 「シールネタ... ウーン。このままじゃ[悲しい場所]どまりね。」
 お化け煙突があったと思われる場所を眺めながら櫻は静かに溜息をつく。今日はどうやってもブルーマップ状態から抜け出せない。十三時半近く、ようやく帰りのバスに乗り込んでホッとするお疲れ男女である。

<中略>

...バスは五差路を右折すると、ウネウネと走って行く。千歳の胸中にもその曲がりくねった感じが入り込んできて、苦しい。
 何となく寝入っていた櫻は降りる間際になって千歳の異変に気付く。
 「千歳さん? 大丈夫ですかぁ? 緊張してきた、とか?」
 「エ? あ、降りなきゃ!」
 田端でドタバタとはよく言ったものである。
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王子神谷から千住桜木へ

2008/03/26 22:48
 舞台は荒川に戻ります。今回から何回かに分けて、都バス[王45]系統沿い(特に千住桜木界隈)のレポートをお届けします。(小説では「十月の巻 おまけ」〜グリーンマップはブルーに対応します。)



 王子五丁目の停留所

 王子駅から西新井、赤羽、新宿方面に向かう都バスは、東京メトロ 南北線の上を走りながら、ここ王子神谷駅前に当たる「王子五丁目」停留所を通ります。ところが北千住駅や足立区新田に行く系統は、同名の停留所を通ることにはなっていても、ここからは乗れません。手前の消防署前の交差点で右折した先にその停留所はあります。当地に不案内だと乗り損なう可能性が...(特に[王45]は本数が少ないので、なお大変)(^^;

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...団地や商店街の一角をウロウロした後、余裕を持って停留所に戻って来る。だが、どうもおかしい。「あれ? 北千住行きって出てないんだけど...」
 地図はお得意の櫻だが、バスの路線図は少々読み損なっていたようだ。間違いに気付き、北本通りを王子方面に戻る途中、そのバスは右折のウィンカを点けて、車線変更したところで停車。「あっちだ、王子五丁目」「キャー」
 ドジな二人が横断歩道を走る姿をいち早く見つけた六月少年は、運転手に声をかける。
 「すみません、あの二人、乗せてあげてください」
 信号が変わっても直進車がすぐに来ればこのバスはまだ発進することはなかったのだが、こういう時に限って反対車線はガラガラ。スムーズに右折してくれちゃうもんだから、さぁ大変。




 リバーフロントバス

 豊島七丁目から新田橋の間は「この曲がり角をバスが?」といった路地をウネウネ。ハートアイランドSHINDEN周辺も回り込むようにバスはゆっくり進みます。そこから先が[王45]のハイライト。都内有数の「リバーフロントバス」だと思います。

...落ち着かない二人に揺さぶりをかけるように、バスは豊島七丁目界隈のクランク状の曲がり角を縫い進んでいく。
 「えっ、こんな路地をバスが・・・」 と櫻がおののく一方で、
 「へへ、楽しい」 と少年ははしゃぐ。鉄道好きは重々承知だったが、バスも宜しいようで。
 隅田川を越えると、巨大建造物が現われる。
 「ハートアイランド?」
 「あぁ、船からも見たじゃない。新田リバーステーションの近く。」
 「漂流ゴミに気取られてて。気が付かなかったんだな、きっと。」

<中略>

 十一時半過ぎ、ここからがこのバスの目玉である。荒川の土手を走るコース、その距離約四km。左に荒川、右に隅田川、リバーフロントバスと呼ぶに相応しい。
 小梅と六月は「わぁー」と歓声を上げている。窓越しに見る荒川は、濃い青を蓄えつつ、降り注ぐ陽光をその青に溶け込ませ、程よい輝きを放っている。進行方向左側の席は特等席である。その光景を鑑賞している間、四人に言葉は要らない。土手上と名の付く停留所に近づくとアップ、過ぎるとダウン。その上り下りが予想外ではあったが、荒川が見え隠れするのがまた妙味。櫻と千歳は「おぉ」と唸っている。




 お化け煙突



 「千住桜木」停留所を降り、荒川土手を上がると、「西新井橋周辺」をコンパクトにまとめた地図にお目にかかれます。この案内地図を見て初めて、かの「お化け煙突」が隅田川の尾竹橋下流にあったことを知りました。現地に来ないとわからないことは多々ある訳で。

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...六月は早速地図を見つけて、バスが通ってきたルートを確認している。
 「櫻さん、イラストマップ用の紙は?」
 「あ、そうそう、ちょっと待って」
 櫻は予め千住桜木界隈と西新井橋を中心とした白地図を用意してあった。これにイラストを描き込み、必要に応じてアイコンシールを貼る、という手筈である。今日は「千住桜木グリーンマップ」のトライアル。目の前にある周辺地図と、その白地図を見比べる四人。
 「お化け煙突って、この町にあったんだ。知らなかった。」
 「お化け?」
 六月は地図に書かれてある解説を見て、合点が行ったような行かないような顔をしている。
 「四本の煙突の配置が絶妙だったらしくて、見る場所によって、一本から三本まで見え方が違ったんですって。人によって証言が違うから化け物呼ばわり。別にお化けが出た訳じゃないのにね。」
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乃木坂 TWILIGHT TIME

2008/03/24 18:00
 ミッドタウンからの帰り、最寄駅からスイスイでは面白味がないので、ちょっとひねった設定にしてみました。乃木坂駅を過ぎ、そのまま外苑東通りを青山通りの方向へ。沿道にあるリコー本社にかつて出向いた際、ここの歩道が広めで、歩きやすかったのを憶えていたので、こういうシチュエーションもいいだろう、と盛り込んでみた訳です。

 南青山一丁目10番地あたりで左折し、青葉公園を横切り、赤坂図書館前の横断歩道を渡ると、都バスの停留所「赤坂高校前」に行き当たります。ここから品川と新宿を結ぶ[品97]系統に乗って帰る... そんなTWILIGHT TIMEデート、いかがでしょう?



 ちなみに当の赤坂高校は、停留所脇の階段状の小径を上がって、しばらく行ったところ(青山霊園の一角)にあります。(停留所名としてはむしろ「赤坂図書館前」の方がいいような気も。) 青葉公園の隣には、写真にあるような「THE TEA MUSEUM」というちょっと瀟洒な建物があり、この辺りでは目立つ存在です。作者が自転車通勤でこの辺を通っていた頃はちゃんと開館してましたが、この情報(「青山生活」より「青山の秋 外苑東通り」)によると、2005年12月にはすでに閉鎖になってしまっていたようで... せめて建物は残っていてほしいものだと思いますが、時すでに遅し?

→参考情報:「東京百景2001」(南青山界隈

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十月の巻 おまけ」〜千秋一日 より

 暮れかかる空、紅く染まる...
 「外苑東通りー♪ ハハ字余り?」
 二人の「乃木坂TWILIGHT TIME」だそうな。もう誰かさんに、打ち明けてないのぉ?とか冷やかされることもないだろう。寄り添う影が舗道に伸びて行く。ワンピースが千鳥格子だから、という訳ではないだろうけど、その影は時に止まってみたり時には斜めに動いたりとどうも安定しない。「今日のこと、ブログに載せちゃおっかな... 咲くLOVE×2、だもんね。おっとっと。」
 眼鏡を外しているとどうにも危なっかしい。そんな櫻の手を引き、通りを北上する千歳。左折してしばらく歩くと、赤坂図書館近くにあるバス停に逢着した。ここからは新宿行きの都バスに乗る。
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